受信専用マグネチック・ループアンテナ

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マグネチック・ループアンテナの構成

対称型マグネチック・ループアンテナ 不平衡型マグネチック・ループアンテナ 水平面指向性


同軸ケーブルを使った製作例

不平衡型マグネチック・ループアンテナ製作例同軸ケーブルを使った不平衡型マグネチック・ループアンテナの製作例
(ループの根本から上は写真よりはみ出ています)

ループの直径は約30cmで,TV用の75Ωの同軸ケーブルを使っています. この程度のケーブル長の受信用アンテナではインピーダンスのミスマッチは大した問題にはなりませんが,工作のしやすさからも50Ωの同軸ケーブル(3D-2V,5D-2V等)を使った方がよいでしょう. 写真の白色外皮のTV用75Ωケーブル(3C-FV)は絶縁体が非常に熱に弱いので半田付けには注意を要します.

フェライトコアはEMI防止用として家電量販店・パソコンショップなどでも販売されている,クランプ・オン型のものです.

同軸ケーブルの先端にはピンプラグ(RCAプラグ)を半田付けして,BNC変換アダプタを使って受信機のアンテナ端子(50Ω)に接続しています.


非対称型マグネチック・ループアンテナ給電部ループの根本部分の拡大写真

TV用の安物ケーブルなのでシールドの網組がかなり荒いです.



セミリジッド同軸ケーブルを使った製作例
セミリジッド同軸ケーブルを用いたマグネチック・ループアンテナ
 ループの根元のハンダ付け部分


エレメント交換式の製作例

対称型マグネチック・ループアンテナ製作例アルミシャーシを使った対称型マグネチック・ループアンテナの製作例

様々な直径のループを交換出来るようにしてあります.(インピーダンスが低いのでコネクタの接触抵抗の影響が大きく,性能を考えるとこのようなループ交換式は好ましくありません) 写真の小型ループの直径は約15cmです.
ループの頂部が同軸のシールド(網組)を部分的に剥いてある部分です.(自己融着テープを上から巻いてあります)

対称型マグネチック・ループアンテナ給電部アルミシャーシ内部の給電部の拡大写真

給電部根本の小型トロイダル・コアはソータ・バランですが,あってもなくてもほとんど違いはありません. 代わりに1:1の平衡・不平衡変換バランをつけたりしてみましたが,それでも性能に大きな違いは無いようなのでバランは不要でしょう.

バリコンをつけて同調型のアンテナにすることも出来ますが,このマグネチック・ループは手間をかけずに同軸ケーブルだけで作って,気軽に高いところに設置するのが一番似合っているようです. 同調型にするくらいなら,プリセレクタ/BPFを併用した方が良いでしょう.

 



マグネチック・ループアンテナの性能と技術文献

ハンディ・レシーバ VR-500
  • 比較用のダイポール・アンテナ(あるいはグランドプレーンやディスコーン・アンテナ)と電界強度計や信頼出来るSメータのついた受信機を持っていないので,残念ながら厳密な性能測定はおこなっていません. 同じアンテナ高で比較した場合,VHF〜UHF帯では手持ちのハンディ・レシーバ付属のホイップ・アンテナ(右の写真)と較べると,ループ径30cmのマグネチック・ループの信号強度の方が少し良い程度です.
  • 長波〜中波ではマグネチック・ループ(ループ径30cm)の方が圧倒的に高性能です. 左の写真のレシーバ(VR-500)には中波放送受信用のフェライト・バーアンテナが内蔵されていないので,付属のホイップ・アンテナをつけても鉄筋の部屋の中では中波ラジオ局は何も聞こえず,中波帯全域にわたってかなりレベルの大きいノイズがあります. 一方,マグネチック・ループでは,直径15cmの小型ループでも弱いながら中波局がよく聞こえます. とりわけノイズの少なさが大変印象的です.
  • マグネチック・ループアンテナについての詳しい技術的解説は下記の資料をご覧下さい. 一番目の文献にはループの自己共振周波数についての記述もあります.
  • トランジスタ技術CQ出版)2005年7月号にEMI測定用のマグネチック・ループアンテナの製作記事があります.(ここでご紹介したものとは少し異なる構成の製作例です)

 


上の写真のハンディレシーバー VR-500とパソコンとの接続用のインターフェース回路は簡単に作成可能です. フリーのデータ転送・編集ソフトを用いてパソコン上でチャンネル登録データの作成・修正が出来ます. VR-500用のインターフェース回路は同種のインターフェース(1ワイヤ双方向転送)を用いている他機種にも流用出来るはずです.

 
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